歯周組織(歯ぐき・顎の骨・セメント質・歯根膜という歯を支えているパーツ)を積極的に再生さすことにより、歯の寿命を延ばすために行う処置法の事を言います。中でも主に歯周病で吸収してしまった骨を回復させることを目的としています。
代表的な歯周組織再生療法には、次のようなものがあります。
〇骨移植(自家骨移植、他家骨移植、人工骨移植があります)
〇GTR法(メンブレンという膜を使う方法です)
〇エムドゲイン(骨成長誘導因子:骨を作る事が可能かも?と、言われている薬剤を使う方法です)
〇骨移植・GTR法・エムドゲインの併用法
歯周組織再生療法は手術(歯周外科治療:歯肉を切開し、骨が見える状況で行うもの)の必要があります。保険診療で言う歯周外科処置では歯周組織の再生はなかなか望めませんので、目的が異なると言っていいでしょう。
治療が成功するかどうかはどの方法を用いて治療を行ったのかということよりも、スケーリング・ルートプレーニングによって感染物質が徹底的に除去できているかどうかや、毎日のプラークコントロールがしっかりとできているかどうかなど患者さまご自身の治癒能力をいかに引き出せるかがポイントとなります。