歯周病は、歯科の三大疾患(歯周病・むし歯・顎関節症)の一つで日本人には特に多い病気です。慢性疾患であり根気強い治療が必要となります。
むし歯にならないよう歯を守る事も大切ですが、歯を支える歯周組織(歯ぐき 顎の骨 セメント質 歯根膜)を守ることも同じくらい大切です。

歯周病とは細菌感染や咬み合わせが主原因となり、歯を支えている歯ぐきや顎の骨を化膿させたり破壊させたりする病気です。
一定限度を越えて重症化してしまうと、一生懸命に治療しても100%の回復は難しくなります。
治療に早すぎるという事はありません。初期段階にて適切な治療を開始し、あまりひどくならないうちに完全に治療する事がポイントです。

鷲尾歯科医院 院長:鷲尾拓志は大学卒業・歯科医師免許取得後、大阪歯科大学歯周病学講座医局に在籍(1991年~2007年)し、長年にわたり歯周病治療の研鑚をしてまいりました。歯周病治療においてその経験をお役にたてたいと思っております。

歯周組織(歯ぐき・顎の骨・セメント質・歯根膜という歯を支えているパーツ)を積極的に再生さすことにより、歯の寿命を延ばすために行う処置法の事を言います。中でも主に歯周病で吸収してしまった骨を回復させることを目的としています。
代表的な歯周組織再生療法には、次のようなものがあります。

〇骨移植(自家骨移植、他家骨移植、人工骨移植があります)
  
〇GTR法(メンブレンという膜を使う方法です)
  
〇エムドゲイン(骨成長誘導因子:骨を作る事が可能かも?と、言われている薬剤を使う方法です)
  
〇骨移植・GTR法・エムドゲインの併用法   

歯周組織再生療法は手術(歯周外科治療:歯肉を切開し、骨が見える状況で行うもの)の必要があります。保険診療で言う歯周外科処置では歯周組織の再生はなかなか望めませんので、目的が異なると言っていいでしょう。
治療が成功するかどうかはどの方法を用いて治療を行ったのかということよりも、スケーリング・ルートプレーニングによって感染物質が徹底的に除去できているかどうかや、毎日のプラークコントロールがしっかりとできているかどうかなど患者さまご自身の治癒能力をいかに引き出せるかがポイントとなります。

ポケット測定

ポケットとは歯と歯ぐきの隙間をさします。文字通りシャツやズボンの『ポケット』と同じ形状をしています。そのポケットには歯周病原因菌や歯垢、場合によっては歯石までが存在しています。深く大きな『ポケット』には大量の歯周病原因菌がいることになります。そのためポケットを正確に測定することが歯周病の程度を知る大切な手掛かりとなります。

歯牙動揺度検査

歯周病により歯を支える歯周組織(歯ぐき・顎の骨・セメント質・歯根膜)にダメージが加わると、歯がグラグラしてきます。どの程度歯が動くかを調べることにより、歯周組織のダメージの程度を知る大切な手掛かりとなります。

歯肉出血検査

歯周病により歯を支える歯周組織(歯ぐき・顎の骨・セメント質・歯根膜)にダメージが加わると、歯肉の炎症症状が現れます。炎症の4徴候『発赤(ほっせき):赤くなる』『腫脹:腫れる』『疼痛:痛みがある』『発熱:局部・全身の体温が上昇する』のうち『発赤』『腫脹』は血管拡張によるもので、出血を伴う事が多いです。ポケット測定や歯ブラシ時にどの程度出血するかということは歯周組織のダメージの程度を知る大切な手掛かりとなります。

歯垢沈着量の検査

歯垢=歯周病やむし歯の原因となる細菌と言っても過言ではないでしょう。お口の中の歯垢量を測ることは今後の治療方針にも大きく影響してきます。上手な歯ブラシができる患者さまとそうではない患者さまでは現状に差があることはもちらん今後の治療計画・処置においても差が生じます。お口の中が不潔な状態のほうが体に(プラス)ということは一般的にはありません。

歯間離開検査

歯と歯の隙間の大きさを測ります。通常50μ~100μ(ミクロン)程度が適正と言われていますが、個人差も相当大きいです。150μ~200μ程度になるとお肉や野菜の繊維がつまりやすく、不潔な環境となりますので歯の形態修正治療や補綴(ホテツ):人工物による修復が必要となります。

細菌検査

われわれ、歯科医師や歯科衛生士でも肉眼で細菌を見ることはできません。唾液を調べることによってお口の中の(細菌の)状態を調べることができます。

診察時間

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